ライムストーンコースト牛肉の特性を科学的に証明
私たちのブランド、ライムストーンコースト・ブラックアンガスは、他の牛肉と比べた場合、どのような優れた特性を持っているのでしょうか。成分分析を含む理化学調査を実施しました。今回の調査結果は、LCBAが消費者に提供する価値をさらに強調するものです。
今回の調査では、LCBAと、他の輸入牛肉2種類(米国産アンガス牛、豪州産アンガスショート)のチャックアイ部位を使用しました。各サンプルを成分分析と理化学的手法を用いて比較し、LCBAの優れた特性を明らかにしました。
LCBAは下記の5つの点が優れていることが分かりました。
①柔らかく、噛みきりやすい
②肉色が明るい
③うまみ成分であるグルタミン酸含有量が高い
④脂肪融点が低く、口どけがよい
⑤グラス臭や脂肪酸化臭が弱く、不快な臭いが少ない
まず、LCBAの牛肉が噛み切りやすく、食べやすいことを証明するために、せん断力を測定しました。せん断力とは、肉の柔らかさを数値化したもので、数値が低いほど柔らかく、噛み切りやすいことを意味します。調査の結果、LCBAのせん断力は、米国産アンガス牛や豪州産アンガスショートよりも低く出ました。
次に、LCBAの肉質が柔らかいことを確認するために、多重積算バイト測定を行いました。この測定では、肉の硬さ、弾力性、粘着性を評価します。こちらも、数値が低いほど柔らかいことを示しますが、結果として、LCBAの数値は他の牛肉よりも低く出ました。
また、LCBAの肉色が明るく、鮮度が高いことを示すために、色調調査を実施しました。肉の明るさを示すL値を測定したところ、LCBAは米国産アンガス牛や豪州産アンガスショートよりも高い数値が出ました。
さらに、うまみ成分であるグルタミン酸含有量を比較した調査では、LCBAが他の牛肉よりも高い数値を示し、より多くのうまみを含んでいることがわかりました。
また、脂肪融点の比較では、LCBAの脂肪融点が低く、口どけが良いことが確認されました。結果として、LCBAは豪州産アンガスショートよりも融点が低く、米国産アンガス牛よりも多少高い数値ではあるものの、依然として滑らかな舌触りが特徴です。
最後に、牛肉の不快な臭いに関連するテルペン類やヘキサナール含有量を調査しました。グラス臭成分であるテルペン類はゼロで、不快臭成分とされるヘキサナールも他の牛肉より低い数値を示し、LCBAは不快な臭いが少ないことが明らかになりました。